ついにワイヤレス対応!新ヘッドマウントディスプレイ登場"HMZ-T3W" [ソニー新商品情報]
先日お伝えしたHMZ-T3Wの速報からちょっと間が空いてしまいました。申し訳ありません。
今日は発表されたヘッドマウントディスプレイ2モデル(HMZ-T3W・HMZ-T3)のうちHMZ-T3Wに的を絞ってみました。
※HMZ-T3W ←"W"が付いてるほうがワイヤレス仕様
※HMZ-T3 ←"W"なしの無印は従来通りの有線仕様
ヘッドマウントディスプレイは従来の型でもそうでしたがディスプレイに有機ELパネルを採用しています。
この有機ELパネルは普通の液晶とは違って自分で発光します。
実はTVなどの普通の液晶TVというのは画面の裏ではライトがいつでも光っていて、ざっくり言うと液晶パネルの役割は光を遮断する事なんです。
その点有機ELは自分で光って色を出すので俗に言う"黒"の部分が本当の"黒"です。ライト光ってません。
液晶の場合はいつでもライト光っているので本当の"黒"(消灯)は無理なのです。(だからちょっと黒部分が白っぽい感じになったりします)
などなど・・うんちくを言ってもしょうがないと思いますのでQ&A方式で前モデルのHMZ-T2とのHMZ-T3Wの違いをピンポイントでお伝えします!
Q.画素数は変わったの?
A.どちらも同じ1280x720です。 視野角も変わらず約45度。どちらも同じ750インチ(仮想視聴距離 約20m)
Q.画質モードは増えましたか?
A.HMZ-T3Wでは従来よりも4つ増えて9つの画質モード有り。
HMZ-T3W : ダイナミック、スタンダード、シネマ、ゲーム1,2,3,4、カスタム1,2
HMZ-T2 : ダイナミック、スタンダード、シネマ、ゲーム、カスタム
Q.画質はキレイになったの?
A.色鮮やかに、繊細に。質感までも描き出すトリルミナス(R)ディスプレイ for mobileが新たに搭載されました。
トリルミナス(R)ディスプレイ for mobileにより一層繊細な色の違いを忠実に描き出すことが可能になりました。
さらに有機ELパネルの限界性能を引き出す事が出来る「HMZ専用LSI」を新規に開発した事で階調ロスが低減=従来より高い解像感。
画質面の進化で言うとこの「HMZ専用LSI」に「新エンハンスエンジン」が最大のキーポイント。
Q.音質は?
A.密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式ヘッドホンを付属
しかし
HMZ-T2 | HMZ-T3 | HMZ-T3W | |
ドライバーユニット | 13.5mm | 13.5mm | 16mm |
感度 | 105dB/mW | 105dB/mW | 106dB/mW |
再生周波数帯域 | 5-24000Hz | 5-24000Hz | 4-27000Hz |
インピーダンス | 16Ω | ||
最大入力 | 100mW | 100mW | 200mW |
となっています。HMZ-T3Wの場合付属されるイヤホンがより高音質なモノとなっています。
機能的な面でも新型は進化しています。バーチャルサウンドに置いてHMZ-T2は5.1chでしたが、HMZ-T3Wは7.1chとなっています。
Q.調整は?
A.レンズ間隔の調整がHMZ-T3Wは6段階(左右独立) HMZ-T2は5段階(左右独立)。レンズの調整段階多いほど微妙な調整が出来ます。ヘッドマウントディスプレイの使用感は調整がすべてですので新型のHMZ-T3Wは細かい調整が可能。
また額に固定するヘッドパッドを従来の約1.8倍の大きさにして圧力を分散・軽減、かけ心地のよさと安定感を実現。
曲線状のバンドで耳の周りのスペースを確保し、幅広いタイプのヘッドホンとの組み合わせに対応。
上側のヘッドバンドを頭の形に合わせて角度調節可能にしたことで、フィット感を一段と向上。
鼻に当たるとき、メガネとの距離が合わないときなど、装着具合に応じて調整ができます。
Q.3Dは見れる?
A.どちらも見れます。
Q.重さは・・?
A.HMZ-T2はヘッドマウントユニット:約330g※ケーブル除く
HMZ-T3Wはヘッドマウントユニット:約320g ※ライトシールド(上)含む、ケーブル除く
約10gの軽量化。
Q.無線ってどのぐらい届くの?
A.約7 m 付属スタンド使用時。環境により異なります。周波数帯は59.40 GHz - 63.72 GHz
Q.強いてHMZ-T3Wの残念な場所を挙げるなら?
A.ワイヤレス仕様と言いつつ実は外付けのバッテリーとは有線接続が必要です。
Q.他にHMZ-T3Wのいい所は?
A.カタログスペックではわかりませんが実は新型ヘッドマウントディスプレイのHMZ-T3Wはレンズ部だけで20%以上の軽量化に成功しているので重量のバランスが大きく変化していると予想。こればっかりは装着しないとわかりませんがおそらく前モデルよりもカタログ値の差以上の軽量化を得られるでしょう!
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