【技術情報】ソニー 色素増感太陽電池技術を公開 [その他の情報]
ちょっと前のお話ですが、ソニーの技術情報に次世代太陽電池技術が公開されています。光合成のように電気を作り出せる技術、実用化が楽しみです。
■ソニー 技術情報に「色素増感太陽電池技術」を公開
~従来方式にはない自由度の高さが魅力~
公開されている「色素増感太陽電池技術」。シリコン系太陽電池より高効率の発電が可能な技術のようです。
名前からある程度想像できるんですが、イメージ的には植物の光合成のような感じで太陽光を受けてエネルギーに変換する、別名「光合成模倣太陽電池」とも呼ばれているようです。
構造は難しいのでパスしますが・・・
期待したいポイントとしては、”色素が吸収した光エネルギーを電気に変換”、”塗布・印刷などの簡便な製造工程採用による低コスト化が期待できる”ところ。技術情報にも写真がありますが、太陽光パネルっぽさを感じさせないのがいいですね。
現在のオール電化のような大電力は無理だとしても、ケータイやちょっとした電化製品の充電器として、グラフィカルな商品が期待ができそうです。
コンセプトモデルも出てますね。
ちなみに・・・主流のシリコン系太陽電池の光電変換効率は、約15%~20%台(一般的に普及しているタイプで)。色素増感太陽電池の試作パネルでは、8.4%(色素増感太陽電池技術では世界トップクラス)だそうです。低いようにも思えますが、シリコン系太陽電池の経緯を調べてみると、宇宙用として開発された頃に約6%。そこから様々な技術改革があり、現在の効率になっているようです。(現在では海外メーカーで40%台のパネルもあるとかないとか)。
ってことは、色素増感太陽電池技術も期待できそうですね。技術者ガンバレ。
公開されている技術情報は下記リンクからどうぞ。
■ソニー 技術情報に「色素増感太陽電池技術」を公開
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